Local by Flywheelを経由する事で、http:// から https:// に簡単に設定されます。
XAMPPのデフォルトではWordPress の投稿、固定ページ等のデータファイルは SSL化されていません。
これを変更するにはプログラミング知識とSSL化認証取得が必要となり、一般ユーザーには、大変敷居の高い作業工程になっています。
最近ではXAMPP よりも使いやすいLocal by Flywheel (現在の名称 Local)の名称でIT開発ベンダーから無料で提供されています。
この「Local」を経由する事で XAMPPでテスト用に蓄積したWpのデータが内部リンク切れもなく簡単にSSL化に更新されます。
Local by Flywheel(現在の名称 Local) 経由で https:// 化手順
- この SSL 化手順はローカル環境で1台の PC 運用を想定しての手順書です。

XAMPP から ワードプレスファイル取り出し準備作業工程
- XAMPPを起動します。
- 緑枠内、Apache・MySQLが緑色になっていれば正常に立ち上がっています。

XAMPPを立ち上げたらワードプレス管理画面にログインします。
- XAMPPのWordPressからデータ抽出用にプラグインを利用します。
- 管理画面左側ペイン赤枠「プラグイン」にカーソルを乗せるとポップアップが出るので次に進みます。

ポップアップの赤枠「新規追加」をクリックして次に進みます。

管理画面がプラグイン追加画像になります。
- 画像右上の赤枠「プラグインの検索」の中にAll-in-one Wp Migrationと記入します。
- 追記、All-in-one Wp Migration とはWordpressのデータ「一式」をエクスポート及びインポート出来る大変便利なプラグインです。
- 今回は、この便利なプラグインを利用して、Wpデータファイルの出し入れに利用します。

プラグイン追加画像、その1
- プラグイン追加画面中央緑枠に先程、検索したAll-in-one Wp Migrationのインストール画面が表示されたので赤枠「今すぐインストール」をクリックして次に進みます。

プラグイン追加画像、その2
- プラグイン追加画面中央緑枠に、検索したAll-in-one Wp Migrationのインストール済み画面が表示されたので赤枠「有効化」をクリックする、
- しばらく待つと自動的に次のプラグイン管理画面に変わります。

ワードプレス、プラグイン管理画面が自動的に表示されました。
- 下のような緑枠内に「All-in-one Wp Migration」の画面になっていればインストール成功です。
- 追記、最近の「All-in-one Wp Migration」のインポート容量はデフォルトでは40MB(無料で使用出来る範囲)となっています。
- それ以上の容量「無料で使用出来る範囲」が欲しいときは512MBまで拡張出来ます。
拡張の仕方は検索して頂くと多くのサイトで記述されていますので、そちらを参考にして下さい。

ここまでが、データ抽出「エクスポート」用の準備作業工程です。
ここから SSL 化本番作業工程です。
ワードプレス管理画面(ダッシュボード)を表示します。
- ダッシュボード画面左下の All-in-one Wp Migrationにカーソルを乗せると自動的にポップアップ画面が表示されます。
- その中の赤枠「エクスポート」をクリックして次に進みます。

管理画面がAll-in-one Wp Migrationのエクスポート画像になりました。
- エクスポート画面の赤枠「高度なオプション」をクリックして、次に進みます。

All-in-one Wp Migration オプション選択画像です。
- オプション選択範囲はご自分で選んでください。
- 選択後、赤枠「エクスポート先」クリックして次に進みます。
- 追記、筆者の場合、完成ファイルなので、スパムとリビジョンをエクスポートしないにチェックを入れています。

エクスポートwpデータ選択画面です。
- ここでは、赤枠「ファイル」をクリックします。
- クリックすると、自動的にWpファイルの抽出が実行されます。

Wp データ「抽出」エクスポート画面です。
- しばらくお待ち頂くとWp データがエクスポートされ、下のような画面になります。
- 赤枠「ダウンロード」カーソルを乗せて頂くと次に進んだ画面になります。

- 赤枠内のエクスポートされたデータがダウンロードの開始表示画面です。
- 次に、赤枠内緑色部分をクリックして次の画面に進みます。

XAMPP のワードプレスから、データ抽出仕上げ工程です。
- Wpデータのダウンロードが開始され終了すると画面左下赤枠部分にダウンロードされたデータファイルが表示されています。
- これでLocal by flywheelで SSL化する為のインポート用、WP データが出来上がりました。
- 茶色枠「閉じる」をクリックして閉じてください。
- 追記、データはWindowsエクスプローラーのダウンロードホルダーかデスクトップに保存されています。

最後に、一旦、ワードプレスを終了して下さい。
XAMPP も終了します。
- XAMPP が起動しているコントロールパネルの赤枠「Stop」をクリックして終了して下さい。

XAMPP からエクスポートしたデータを Local にインポート工程
この記事を参考にされる方は多分、未だ Local by flywheel(現在の名称 Local) をインストールされていない方だと思われます。
ここではインストール方法を省略しますが、ネット検索して頂くとダウンロードからインストール方法を記述した記事がたくさんあるので、そちらを参考にしてインストールして下さい。
Local by flywheel(現在の名称 Local) を起動して下さい。
- Local がインストールされたことを想定して、説明します。
- 下の画面は Local の管理画面です。
- Local では、複数のワードプレスが搭載、インストールすることが出来ますが、ここでは1サイトのみの想定で説明します。
Local に SSL 化の設定をします。
- 下の画面、紫枠内にワードプレスの1サイト分が搭載されているのが確認出来ます。
- 確認出来たら、① の緑枠内「START」をクリックして Local を立ち上げます。
- 次に、② の緑枠内「TRUST」をクリックすると次の画面に変わります。

- それどれのブラウザの初期画面に、下の様なポップアップ画面が表示されるので、赤枠の「はい」をクリックして次に進みます。
- 追伸、この画像は Windows の google クローム使用画像です。

- 画像が切り替わって、自動的に Local の管理画面に戻りました。
- 下の画面、緑枠内「TRUSTED」になっていれば、SSL 化が完了しました。
- 次に、赤枠内「ADMIN」をクリックして、ワードプレスを立ち上げて下さい。

Local に先程、 XAMPP から取り出したWp データの、インポート手順です。
- Wp データをインポートする前の注意事項です。
Local by flywheel(現在の名称 Local) にも All-in-one Wp Migration をインストールする。
Local に Wp データをインストールするには Local にも、XAMPP で導入したプラグインの All-in-one Wp Migration をインストールする必要があります。
従って、インストール手順はXAMPP のワードプレスで操作したのと同じ手順で、この Local のワードプレスにも、先に All-in-one Wp Migration をインストールして下さい。
- Local by flywheel(現在の名称 Local) のワードプレスにも、 All-in-one Wp Migration をインストールされたことを前提に、工程を説明します。
Local のワードプレスに、Wp データをインポートする。
- ワードプレス、管理画面の All-in-one Wp Migration にカーソルを乗せると下の画面のようにポップアップが出るので、ポップアップの赤枠内「インポート」をクリックして次に進みます。

- 自動的に Migration のインポート画面に切り替りました。
- 注意事項として、緑枠内「インポート容量がデフォルトで40MB」となっていますので、これをオーバーするとインポート出来ないので、注意して下さい。
- XAMPP でエクスポートした Wp データが40MB以内であれば、赤枠内「インポート先」をクリックして次に進みます。

- 下の画面で赤枠内「ファイル」をクリックして、次に進みます。

- 下の画面のように、インポートするデータ収集用のポップアップが出ますので、ダウンロードか、又はデスクトップの XAMPP でエクスポートした Wpデータを選択して、赤枠内「開く」クリックしてして下さい。

インポートが終了後、一旦、WP 管理画面(ダッシュボード)にもどる。

Wp 管理画面から赤枠内「ログアウト」をクリックして下さい。

Local 管理画面に戻りました。
- Local 管理画面、赤枠内「OPEN SITE」をクリックして下さい。

ブラウザ画面で URL を確認する。
- 画面が切り替わって、ブラウザ画像が表示されました。
- 下の画面でURL アドレスバーの赤枠の中に鍵マーク(google の場合)が入っているのでSSL 化が、これで完了です。

再度、Local の管理画面に戻ります。
- これで、XAMPP から Local by flywheel (現在の名称 Local)による SSL 化、一連の流れ作業は完了です。
- 最後に Local 管理画面、赤枠内「STOP SITE」をクリックして終了して下さい。
- 後は、本番サーバーにあげる時に、XAMPP で Wp データをエクスポートした手順と同じ様にして、Local からWp データーファイルをエクスポートして下さい。
- エクスポートで抽出された Wp データファイルは http://からhttps:// に SSL 化されたファイルになっています。

最後に、ひと言
筆者も、この方法を思いつくまで、色々な方法を試しましたが、内部リンク切れなどあり、修正するのに大変な時間的ロスをしました。
しかしながら、この手順をマスターしてからは何の苦も無くなりました。
過去の蓄積したデータはこの方法で解決していますが、今では XAMPP を諦め、Local のみで本番前のテストデータを作成しています。
と、申しますのも「Local」はWordpressに特化したソフトウェアであり、インストールする事で、すでにワードプレスも組み込まれている為、XAMPPの様な二度手間が、避けられるうえ、ひとつのLocalで複数のWordPressサイトが運用出来る利点も有ります。
又、今後、WordPressのビュアルエディタより移行したグーテンベルクブロックエディタの使い方で、気が付いた点等を記述してまいりますので、よろしくお願いいたします。
この記事が、ワードプレス一般的初心者の方々の参考になるようでしたら幸いです。