Win 11 非対応 PC の「Dell 9020(Win 10)」⇒ Win 11(22H2)データ、そのままアップデートの結果、「1年前に筆者のストック PC (Win 11非対応)に Win 11(21H2)アップデートしましたが、前半に多少のミスマッチがあるものの後半には、ファイルの自動更新によりそれも解消され安定化したところで」、今回のバージョンアップとなり、筆者がこのブログを書いている上記のメイン PC(Dell)に(22H2)アップデートして、1ヶ月間のテスト検証をしたところ非常に安定している上に、エクスプローラーのタブ化等によりコピー利用等が簡単になり、Win 10 を凌ぐように思ったので記事にしました。
アップデートした PC (Dell 9020)のスペック
- デバイス名(赤線)・・・Dell Optiplex 9020
- プロセッサ(赤枠内赤線)・・・8年前の第4世代【Intel(R)Core(TM)i5-4570 CPU
- システムの種類(赤枠内)・・・64 bit OS x64 ベース プロセッサ / BIOSモード UEFI
- Windows の仕様(緑枠内緑線)・・・Windows 11 Home / バージョン(22H2)
- (注)プロダクト ID(赤枠内)・・・Microsoft によって承認されています

Dell Optiplex 9020 の windows 11非対応の詳細
- 下の画像より、Dell Optiplex 9020には TPM2.0チップが搭載されていません。
- よって、i5-4570 CPU ボードでは windows 11 サポート対象外となります。
- それでも筆者がこのDell Optiplex 9020 をメイン PC として愛用する理由 は、次の画像を見ていただければ分かります。

- 下の画像より、この PC は「セキュアブート(概略:PC 起動時に悪意のあるソフトウェアが読み込まれないようにするセキュリティ機能)をサポートしています。」より以下は、すべてwindows 11 サポートの範囲内にあり、コアの数ではMicrosoft 推奨の2コアより多い4コアとなっています。
- さらに、RAM メモリが 12GB、ディスク容量が SSD 500 GB 搭載しているので windows 11 運用にあたり、何ら問題はありません。
- また、専門用語になりますが、i5-4570 CPU のベンチマーク(CPU の性能基準)数値も5211の値があり、ゲームでもしない限り事務用として運用するには、筆者としては十分だと考えています。
- TPM(概略:PC本体内データの暗号化機能処理装置)が搭載されていなくとも、機密事項や金融資産の運用利用をしない限り、一般的使用においては、Netから受けるサイバー攻撃セキュリティ対策として、 Windows Defender やサードパーティのセキュリティソフトがあれば十分だと筆者は思っています。
- 最後に、この見出し項目をまとめると、PC 本体にTPM チップが搭載されているか否かで「この PC はWindows 11システム要件を満たしていません」となっているだけで、Windows 11システムを利用するに当たり、古い PC でも、何の支障もありません。

Win 10(22H2)/Win 11(21H2)と Win 11(22H2)の最大の違い
- Win 10(22H2)/Win 11(21H2)では、皆さんが、資料調べやコピー/貼り付けをする場合、エクスプローラー画面を何枚か重ねて立ち上げ、コピー&ペーストしていたと思われます。
- Win 11(22H2)では、ブラウザ画面と同じようにタブ化されたことによって、資料調べやコピー&ペーストと言った作業が、下の画像(各赤枠)のように、タブを切り替えることによって簡単にできるようになり、作業効率 up に繋がっています。
- 又、下の画像(右端赤枠)「十」字アイコンをクリックすることによりエクスプローラー画面をいくらでも増やせます。

「この PC はWindows 11システム要件を満たしていません」の言葉に惑わされないように?・・・
上記の文章には、筆者と友人のあいだで、次のようなエピソードがあったので少し書いておきます。
筆者は、この文章の持つ重味と勘違いにびっくりしました。というのは、友人から「要件を満たしていないパソコンに無理やりwindows 11をアップグレードすることはMicrosoftから告訴されるのではないか」と言う突拍子もない言葉を耳にしたからです。
そこで筆者はその友人に、「それなら、なぜ、小生の 何台ものPCにWin 11(22H2)を導入してプロダクト IDも承認され、更に、更新ファイルが自動更新されている。」、この現実をどう思うと答えました。
友人から答えのないまま、筆者は友人に、次のように説明しました。
上記の文章は、Win 11 非対応 PC に、Win 11を導入しても「 Microsoft はサポートしませんよ。
あくまで、自己責任においてアップデートして下さい」のメッセージ文ですよと、説明すると納得した様子でした。
後日、友人から、弾んだ声で Win 10 より良いかも⁉・・・・・の言葉がありました。
上記見出しの文章が表示されるのは「TPM チップの非搭載 / UEFI のセキュアブート非サポート/システムの不足」の3件ですが、当パソコンでも分かるように7~8年前以後のPCであれば、システムとセキュアブートは、ほぼクリアされると思います。
後は、TPMについて、必要な方と不必要な方に別れるかと思います。
但し、ここに書いている記事は、Win 11 未対応 PC の Win 11(22H2)導入にあたり、一般的事務用として、実用に耐えうる機種、i5 CPU(4世代以後)以上を基準として、書いています。
従って、i3 CPU 等の場合は、6世代以後のものでないと事務用として実用的にならないかも?(例外として、ネット通販やネットサーフィン又は、YouTube 鑑賞等は省きます)。
Windows 11(21H2)アップグレード手法について
Win 11(21H2)が昨年の10月に公式発表され、当初は Win 11「非対応 PC」にとって、ミスマッチな部分も多少をありましたが、Win 10 からのアップグレードについては、比較的簡単に実行できました。
Win 11(21H2)の更新アップデートが繰り返し進むにつれ、Win 11(OS)が「非対応 PC」でも安定化された反面、アップグレードについては Microsoft の規制が徐々に厳しくなってきました。
それでも、サードパーティの「Microsoft(ISO)プログラム」の書き換えソフトの利用などで、アップグレードが出来ました。
Win 11(22H2)アップグレードでは
Win 11 OS そのものは、約一か月間のテストの結果、最初から、かなり安定していて、使い勝手も良くなっていますが、アップグレードには、さらに、厳しくなっているように思います。
ネット検索では、サードパーティの「○○f○○ 3○○」等を利用して、簡単にアップグレード出来る記事等が、多く出展されていますが、皆さんサードパーティのプログラムのコードまで精査されているのでしょうか⁉・・・

筆者が、何件かのサードパーティのプログラムのコードを精査したところ、理解不能なコードの挿入があったりで、筆者としては、ネットバンキングや通販のクレジットカード利用をする関係上、とても怖くて、利用する気にはなりません。
コードの変更や時間的ロスがあっても、安全を考慮した時、Microsoft 公式サイトから純粋なWin 11(ISO)をダウンロードして、直接コードの変更を行なった上で、 Win 11 のアップグレードを推奨します。
まとめとして
Windows 11(21H2)と Windows 11(22H2)では、使い勝手において、かなり進歩しているように思います。
又、筆者のストック PC で、約1年間、Win 11を使ってきたこともあって、Win 11の操作にも慣れたせいか、今では、Win 10 よりエクスプローラのタブ化などで、Win11の方を多用するようになっています。
又、上記見出しにも書いているように、21H2で利用していたサードパーティの Win 11(ISO)書き換えソフト等には、コードの不審な点など、見当たらなかったが、22H2で利用出来るサードパーティのコードには、筆者の理解を超えるコードの挿入もあったりするものもあり、この点が気がかりです。
最後に、この記述が、皆様の参考になるようでしたら幸いです。