デスクトップPC、ノートパソコンの選び方と買い方のポイント

パソコンを表示した画像にテキストとして、「デスクトップPC、ノートパソコンの選び方と買い方のポイント」見出しとして「Win11発売でテレワークやビジネス等に、買い替えや新規購入を検討されている方々向けに記述しました」の註釈やPC選びの3個のヒント「CPU・メモリ・ストレージ」から選ぶの文字を挿入した画面画像です。
Eikkusu Image URL: eikkusu.com

Windows11(OS)の公開やWin11搭載のパソコンの発売によって、テレワークや業務用に、買換えや新規購入を考えている方が、多くいらっしゃるかと思われますが、皆様は何を基準に検討されていますか⁉。

筆者は、「できるだけ安く、自身の業務や趣味に適した性能の良い物」を思考しています。
ネット記事では色々な記載が有りますが、筆者の経験では、下記のような3項目を検討されると良いかと思います。

  • パソコンの頭脳にあたるCPUの作業処理能力が、ご自身の環境に合ったもの。
  • 次に、同時に複数の作業を実行させる為のメモリの選択、これを誤るとPCが重くなる。
  • 更に、作成された資料やアプリ等の保存の出し入れを司るストレージのスピード化。

それでは、上記3項目の選択手順を具体的に記述していきます

CPUの概要

CPUとは、Central Processing Unit(中央演算処理装置)の略称で、パソコン用として下図の通り、主にIntel・AMD社の二社によって提供されている プロセッサチップのことです。

CPUの具体的な説明

Intel・AMDの両社とも、下図のように、5種類以上の型番名称で、下から上へ、性能の高い順に市場にだしています。

  • 今回は、その中でも赤枠内の最も利用価値の高いcore i3・i5(Ryzen 3・5)を中心に説明します。
  • ここで、世間一般でよく言われている 「Core i3・i5・i7・等を搭載したPCを買っておけば間違いない」と言う話を耳にしますが、筆者の経験から型番名称だけで選択すると、意に沿わないもの(特に中古PCを通販等で購入する場合)を掴まされたりします。
  • 何故なら、下図の赤枠内「Corei3・i5の第10世代のベンチマークによるCPUスコアの数値」を例に説明すると、古い世代のCorei7より最新世代のCeleronやCore i3のスコア(処理能力の速さ)の方が優れている場合等があります。
  • 「だったら新品を買えば良いが」と言う方も多いと思いますが、メーカー製にも2~3世代(今なら10世代を中心にその前後の世代)にわたって販売、又は、低価格の製品を販売する為に、会えて古い品番のCPUを搭載して販売されています。

以上の事からCPUを選ぶ時は型番名称とベンチマークのスコアを重点に考慮して頂ければ、後になって後悔しない買い物になると思います。

次に、画像の下に「コアとスレッド」について説明します。

画像に画像上のテキストと同じ内容をイラスト化して表示した画像です。
Wondershare EdrawMind Image URL: edrawmind.com

コアの概要

コアとは1個のCPUチップの中に複数の独立した演算制御装置が組み込まれている事で、コアの数だけ並立処理が出来るシステムのこと。

  • 簡単な例として、画面分割や、デュアルモニターで同時に、資料等見ながらWordやExcelの作業が出来る様な事。

スレッドの概要

スレッドとはある事柄の始めから終わるまでの一連の流れの事象で直列思考であるが、スレッドの数が複数有ることで、ある事柄に関連する要素を別のスレッドにして並列的に処理することで処理時間が早くなる事。

  • 例として、列車である目的地に向かう場合、列車を降りて食事してから目的地に向かうは直列的スレッドであるが、この一連の流れの中で、食事という要素を別スレッドとして並列化すると、列車の進行中に駅弁で食事を済ませば、目的地に早く着くような事。

それではCPUの概略は、一旦終了して、CPUの型番名称以外に性能が、最も重視されるベンチマークのスコアを簡単に調べる方法を次に記述します。

ベンチマークのスコアの調べ方

ベンチマークとは本来「基準・標準」別名スタンダードで表現されているが、IT用語での概略では、同類のCPUの数的質的、つまり、性能の違いが判る様に比較テストする状態を表しているようです。

「ベンチマークテスト」アプリの検索

  • Google検索欄に、下の画像(1)緑枠内のように、ご自身がテストしたいCPUの型番名称番号と、その後に「passmark」入れてクリックする。
  • 画面が切り替わり(2)赤枠のようにPassMARK社のURU「https://www.cpubenchmark.net」をクリックして次に進んで下さい。

(注)上記の(1)を省いて(2)のURLを直接コピー貼り付けした場合はベンチマークのスコアがストレートに表示されないので、必ず(1)、(2)の順番通りに実行して下さい。

googleの検索画像で上のテキスト通りの画像です。
Google Image URL: google.com

PassMARK社画面表示

PassMARK社の画面上部が表示されました。

  • 画面右側赤矢印のように、カーソルで下の方に移動して頂くと次のような画面で、ベンチマークテスト画面が表示されています。
PassMARK社のホームページの上部画面で「カーソルで下の方に移動して」を意味する赤矢印を長く表示した画像です。
PassMark image URL: cpubenchmark.net

ベンチマークのスコアが表示された画面

下の画像、赤枠内はIntel CPU10世代の i5-10400を例にベンチマークのスコア(処理速度数値)を表示させた画像です。

core i5-10400のベンチマークのスコア12353が表示された画像です。
PassMark image URL: cpubenchmark.net

筆者が現在使用中のパソコンCPUのベンチマークスコア

CPUはi3の第2世代で下画像のように、スコア約2000、コア:2 スレッド:4の恥ずかしい程のポンコツPCです。

幸い2コア、4スレッドが搭載されていたので HDDをSSDに交換してWin11をMS社公式サイトからアップデートしてみたところ見事快調に動作しています。

使用にあたっても、日常の事務作業中にYouTubeを同時鑑賞しても、動画に違和感無くサクサク動作しています。
でも、これは、動作のギリギリのラインだと思います。


筆者としては、複数の業務作業や趣味の範囲を、余裕をもって同時進行するには、スコアが5000~6000位が理想ではないかと考えています。

  • スコアに関してはこの位にして、次のメモリの選択を紹介させて頂きます。
筆者手持ちのcore i3-2120のベンチマークスコア1901が表示された画像です。
PassMark image URL: cpubenchmark.net

メモリの概略

メモリとは、通称 RAM(Random access memory)と言うPCで指定した任意の位置に対して、読み出し、書き入れが、できる記憶装置で、数値が多い程、より多くの処理が出来る下の画像のようなハードウエアのこと。

これだけでは、一般ユーザーの方には何の事か訳が分からないと思いますので、食卓を例に挙げて説明します。

たとえば、料理を乗せた皿を食卓に置くとき、小さい食卓よりサイズの広い方が、料理が沢山置けますね。
又、料理を食した後、お皿の後始末をすると食卓の上は何も無くなり綺麗になります。

このように、料理を食卓に乗せる事がPCでは書き込み、食することが読み込みで、後始末をして食卓上に何も無くなった状態を、PCでは電源Offの時です。


つまり、メモリはストレージと違い、PCの電源ON,Offで、読み書きが何回でも出来るハードウエアです。

メモリ(RAM)のハードウエア写真画像です。
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メモリはどの位の量が必要か

メモリの量は多ければ多いに越したことはないが、コストパフォーマンスを考えた時、皆様の使用環境に合わせて頂くのが、理想ではと思われます。

  • 先のCPUの説明画像の赤枠内の簡略的な用途分けにも記述した様に、ビジネス業務とご自身の趣味活動のような一般的な使用において、最低 4GB、コストパフォーマンスを考慮して一般的には8GB、財布に余裕がある方は16GB位が適当かと思われます。

  • 筆者の場合、メインPC 16GB、サブPC 8GBで運用しています。

最後にストレージの説明をします。

ストレージの概略

ストレージ(HDD・SSD)とは、通称 ROM(Read only memory)と言う、PCに記録された情報の読み出し専用の情報保存装置のハードウエアで、メモリと違い、PCの電源Offにしても情報が記憶されています。

ゆえに、PCを第三者に譲り渡しや、廃棄処分する時は、人為的に削除しないと情報保護の観点から、好ましくない場合があります。

  • 下の画像は筆者が、古い機種の HDDとSSD を交換した時の画像です。

それでは、ストレージの本来の目的を次に説明していきます。

筆者の古い機種のHDDとSSDを交換した時の、両者の比較写真画像です。
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ストレージのスピード化

ストレージには HDDとSSD の二種類存在します。

  • HDD は「Hard Disk Drive」の略称で、円盤に磁性体を利用して読み書きさせた、物理的な磁気記憶装置です。
    ゆえに、機械的な移動でデータの読み書きをするのでスピードが遅い。
  • それに対して、SSDは「Solid State Drive」の略称で、半導体素子メモリを利用して、電気的に読み書きの処理を行うので、高速にデータ処理が出来る記憶装置です。

    但し、安価なノートパソコン等に搭載されている 、メモリカード規格の一種で「eMMC」とSSD を勘違いしやすいので、気を付けて下さい。
    これはSSDに比べてスピードが、遅いです。

上記の比較から HDD に比べて、 SSD の方が爆速と言っても過言でない位早いし、現在では価格も安価になっていますので、検討する価値があるかと思います。

まとめ

パソコン購入や買換えにあたって、筆者は出来るだけ長く運用出来るよう、当初に記述した三項目を念頭に置いて、下調べの上購入という手順を踏んでいます
又、この様な事が頭の片隅あると家電製品のテレビやBDレコーダー等の購入にも、役立っています。

少し話が横道に逸れますが、液晶 4K のAndroid-OS搭載したアンドロイドテレビを購入したのですが、これがまた、大変役立っています。

TV局が、番組に金を賭けない今、前のテレビではニュース位しか見なかったが、Android TVでは、インターネットとの境が無くなり、Youtubeを始めとして、各社の動画鑑賞がストレートに出来、お家時間が長くなった現在、暇を持て余すことが無くなったので、ひと言、付け加えて、まとめとします。

今回のこの記事が、少しでも皆様の役に立つようでしたら幸いです。

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