先の、(2022年5月1日)記載した「Win 11非対応パソコンの処理能力をあげる設定」の追加記事として、ここでは、パソコンのグラフィック機能の操作処理によって、「古いパソコンのパフォーマンスをあげる」、解説をします。
Windows パソコン グラフィック操作
ここでは、Windows 10のパソコンを例に解説しますが、基本的な操作処理方法はwindows 11の操作も、ほぼ同じです。
グラフィック処理操作 その1
それでは、グラフィック処理操作の解説をします。操作には二通りの処理があり、まずその一つ目を紹介します。
下のような処理操作を順番に行なってください。
- パソコンの電源を「On」して起動してください。
- パソコンが立ち上がったら、最初のデスクトップ画面の何もないところで、マウスを右クリックしてください。
- 上の2の操作をしていただくと、画面にポップアップ窓が表示されるので、その中の文字列の一番下の行に、「個人用設定(R)」が表示されているので、それをクリックして頂くと、下のような画像が表示されます。
- 下の画像に注目していただくと、バックの写真画像が、上に被さっている個人用設定画面に半透明で、透けて見えていることが見て取れます。
そこで、設定画面の赤枠「透明効果スイッチアイコン」を、マウスをクリックしたまま、「左←右」のようにスライドして頂くと「スイッチアイコン」がオンからオフに切り変わるので、次の画像に進み、見比べてみてください。
但し、上の(3)の操作ではWin 11は下のようになります。
Win 11では、「ポップアップ窓」が2段階に別れていて、最初に表示される「ポップアップ窓」の項目が「表示の項目から始まり、その他のオプションを表示で終わる」窓となっていますので、その中の最後の「その他のオプションを表示」をクリックして、次のポップアップ窓が表示されたら、その窓の最後にある「個人用設定」をクリックして、操作してください。

上の画像は半透明に対して、下の画像は不透明になり、又、赤枠「スイッチアイコン」がオフになっています。
- 下の画像のように、不透明にすることで、グラフィック処理に使われていたパソコンの処理能力をユーザー本来の目的とする処理に使うことができ、又、その分、パソコンの起動が速くなります。

これでグラフィック処理操作 その1は完了です。
グラフィック処理操作 その2
次に、二つ目のグラフィック処理操作を解説します。
グラフィック処理操作手順
- 先ず、デスクトップ画面、一番下のタスクバー、左側隅にあるWindows アイコンをクリックして頂くと、メニュー画面が表示されるので、その中の「電源アイコン」ボタンの上にある、「歯車マーク」をクリックすると、下のような設定画面が表示されます。
- 次に、下の画像の中の「システム」項目をクリックして頂くと、システムの中の「ディスプレイ」項目が、表示されたので、次の「ディスプレイ」項目に進んでください。

- 下の画像のように、「ディスプレイ」項目が表示されていますが、初期画面では赤枠「詳細情報」が表示されていないので、画面左側、灰色窓に示されている各項目のどれかに、マウスを乗せて「スクロールボタン」のホイールを回転させながら、灰色窓を下の方に、最後までスライドしてください。
- 赤枠「詳細情報」が表示されたら、赤枠「詳細情報」の上にマウスを乗せ、クリックして頂くと次のような「詳細情報画像」が表示されるので、次に進んでください。

詳細情報のグラフィック操作の設定
詳細情報画面が表示されたので、画面右側の赤枠「システムの詳細設定」にカーソルを乗せ、マウスをクリック、次の画像に進んでください。
- (注)として
画面右側に、赤枠「システムの詳細設定」の項目が見つからない場合は、画面右側境界線の上にマウスカーソルを乗せると「⇔矢印記号」が表示されるので、マウスをクリックしたまま、右側にスライドして頂くと、画面が拡張され、赤枠「システムの詳細設定」が現れます。

システムのプロパティ画像の表示
「システムのプロパティ」の「詳細設定」タブ画像が表示されました。
- 「詳細設定」タブ画像の中の、緑枠「パフォーマンス」の項目が表示されたので、その中の赤枠「設定」をクリックして、次の画像に進みます。

パフォーマンスオプション表示画像
パフォーマンスオプションの「視覚効果」タブが表示され、初期値では緑枠「コンピューターに応じて最適なものを自動的に選択する」のボタンにチェックが入っています。
又、その下の詳細明細窓の中に、多くの明細項目に、チェックが入っているのが、見て取れます。
- この、詳細明細項目の中には、ユーザーが、直接、必要としない項目が数多く含まれていますが、パソコンの「電源オン」で、これらの不必要なものも、同時に起動されています。
そのために、「電源オン」で、パソコンの起動が遅くなったり、作業中の処理能力が、これらのために奪われたりしています。 - ゆえに、赤枠「パフォーマンスを優先する」にチェックを入れ直し、紫枠「適用」を、クリックすることにより、「詳細明細項目」を、一旦、無効にします。

ユーザーが最低限必要とするパフォーマンスオプションの設定
前の操作で、一旦、無効になった「詳細明細項目」のチェックが外され、チェック欄は白紙状態になっています。
次に、ユーザー様が、必要とする項目に「チェック」を、入れ直します。
下の画像は、筆者のパソコンに設定している「パフォーマンスオプション」の設定例です。
- 筆者の場合、日常使用時に、パソコンのシステムに悪影響を与えず、画面の美的感覚も「普通」の通り、さらに、パソコンの応答速度を早くする等の「目的」として、下の画像の通り、5項目に、チェックを入れて「カスタム」化しています。
- その1、「アイコンの代わりに縮小版を表示する」
- その2、「ウィンドウを最大から最小化するときにアニメーションで表示する」
ただし、(その2)を無効化するとスクリーンショット時の「点滅」パフォーマンスが実行されないので、スクリーンショットを使う方は無効化しないでください。 - その3、「スクリーンフォントの線を滑らかにする」
- その4、「ドラッグ中にウィンドウの内容を表示する」
- その5、「プレビューを有効にする」
ただし、下の例題画像の「詳細明細項目」の下の方に記載されているので画面には表示されていません。又、この項目を無効にすると、写真画像が表示されなくなるので気をつけてください。
以上で、筆者の場合の設定ですが、ユーザー様におきましては、この他にも、必要な項目があれば追加した後、赤枠「適用」をクリック、その後、緑枠「OK」をクリックして完了してください。

以上で、グラフィック処理操作の完了です。
次回の追加記事予告
パソコンに溜まっている一時ファイルなどのゴミ処理操作を記述する予定でいます。