Win11搭載PCを買う時、使用環境要件に適した物を選んでいますか⁉

デスクトップ PC 画像にテキスト文字で「PC 初心者、it 知識未経験者の皆様へ、パソコン (Win 11)等を購入する際、ご自身の使用環境に適したものを選んでいますか。また表題としてパソコンの選び方と買い方のコツ。さらに説明として、例えば家電のTV は放送を見る、冷蔵庫は食品等を冷凍冷蔵保存するというように使用目的が決まっています。PC の場合はインターネットを楽しむ以外、文章作成、メールの送受信、さらに、ブログや YouTube の発信という生産性を伴う道具にもなります。故に後々、ブログや YouTube の投稿を考慮されている方はPC の機種選定は重要な要素になると思われます。」の文章を挿入した画面画像です。
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初心者、IT知識未習得の皆様へ

電化製品の「テレビは放送を見る、冷蔵庫は食品等を冷蔵保存する」と言うように、使用目的が決まっていますが、PCの場合は「インターネットを楽しむ」以外に「ワープロの文章作成、メールの送受信等、又は、ブログやYouTubeの発信」という生産性を伴う、道具となるマシーンでもあります。
ゆえに、後々、ブログやYouTubeの投稿を考えている方はよく考慮して購入されたらと思われます。

使用目的に沿った機種選び~購入まで

前回のデスクトップPC、ノートパソコンの選び方と・・・はPCのスペック(性能)を中心に概略を説明してまいりましたが、今回は、パソコンの使用環境及び、PCメーカーと購入先の選定といった部分を筆者の経験から、概略を説明します。

追記として、「マルウェア(ウイルス攻撃)によるハプニング 」

追記として
この記事を執筆中に筆者のサブPCで、マルウェア(ウイルス攻撃)によるハプニングが有ったので、その状況を次回にでも詳しく紹介したいと思います。
ここでは、簡単な概略説明ですが、資料作成用に如何しても必要なアプリがいった為、C国所在の日本本社より有料アプリを購入ダウンロードし、インストール実行途中で停止して終い、PCの故障⁉、ところが、筆者が導入しているセキュリティソフトから「マルウェア有り、駆除処理しますか」の表示された事に驚きを覚えました。
グローバル環境の中では、日本的常識(有料ソフトの中に、まさか、マルウェアが仕込まれているとは)が通用しない事を痛感させられました。
とりあえず、簡単に紹介しておきます。

パソコンの使用環境

PCの使用環境は電化製品のような単一使用目的でなく、多岐にわたっています。

PC使用の状態

購入目的のPCがメインとして、又は、サブとして使用するのかによっても、コストパフォーマンスを考えると変わってきます。

  1. メインPCとして使用する場合
    CPUが同じスペックであっても、熱伝導率等によってノートパソコンより、デスクトップPCの方が能力が、かなり高いのでデスクトップを選ぶのが寛容かと思われます。
    但し、固定化されるデメリットが有ります。
  2. サブPCとして使用する場合
    ローカルネットワーク環境が既に存在していると思われますので、メインPCの補助的使用として移動に便利なノートパソコン、又は、タブレット型パソコンが最適かと思われます。

但し、上記の概略説明は業務用で無く、個人用を対象とした内容です。

使用目的の概略

使用目的を大別すると、一般的には次の三通りになるかと思います。

  1. ネットサーフィン・メール・ネット通販・簡単なワープロ等
    この様な使用目的ならば、CPUがCeleronクラスのローエンドパソコンで、事足りるでしょう。
  2. 企業用事務処理・4K動画・簡単な画像処理・ブログYOUTube投稿・ネットライフ等
    パソコン本来の中心的な機種で、CPUがIntelを例にするとi3・i5クラスでは一般的な使用目的を網羅しています。
  3. 最後に特殊なPCとして使われる機種等
    i5以上の高機能CPUにグラフィックスチップ(GPU)ボードを搭載されたPCでゲーマーと呼ばれる方々やクリエイターと呼ばれる方々等に利用されています。
    この様なPCは非常に高額なものとなります。

パソコンの運用方法の概略

読者の皆様はPC(Desktop・ノートパソコン)をどの様な使われ方をされていますか⁉

  1. PC(Desktop・ノートパソコン)の単体セット(本体-1 対 ディスプレイ-1)の利用。
    この場合は通常通りの一般的な利用になるので、該当PCのスペック(性能)で良いかと思います。
    但し、ノートパソコンの場合、ディスプレイ画面が小さいというハンディキャップが有ります。
  2. PC(Desktop・ノートパソコン)の単体セット+ディスプレイの追加。
    この場合は筆者の経験から、パソコンのCPUはintelの i5、又は、AMDのRyzen5及び、メモリ(RAM)は最低でも8GB、財布に余裕があれば16GB欲しいところです。
    理由は、以下の通りです。
筆者が16GBメモリを使っている現況概略

筆者の場合、メインPCにデュアルモニターをセットして、「ログの投稿記述をしながら、同時に画像の作成処理、及び、Excel・Wordにしたためて置いた資料等を参考する為に複数枚のウインドページを開いて使っている。」ストレス無くサクサク使う為、デュアルモニターを運用しています。

パソコンの運用環境概略はこの位して、次に機種選択に移ります。

パソコン本体の選択概略

PCには現在大別すると、国内メーカー製 及び、国内BTOメーカー製、 海外メーカー製が有ります。

  • BTOの概略
    Build to Order(ビルド トゥ オーダー)の頭文字をとって、通称BTOと呼ぶ。
    洋服に例えると、顧客の寸法に合った洋服をオーダーメイド(別注)するような事です。
    つまり、PCユーザーの希望に沿った受注生産方式の製品製造メーカーの事です。
    但し、日本の二大電機(NEC・富士通)メーカーのパソコン事業部が中国資本大手企業(聯想集団Lenovo)の傘下になってしまった事から、それを嫌うユーザー向けに、BTOメーカーも現在では、PCの基本性能を充実させた一般汎用製品を市場に出しています。

国内メーカーの概略

国内メーカーブランド(外国資本系)と 国内メーカーブランド (日本国資本系)の二系統に分類されます。

国内メーカーブランド(外国資本系)

  1. 旧NECパソコンブランド製品は現在、M&Aにより現NEC(日本電気株式会社)のパソコン部門を中国資本(聯想集団)Lenovoによって買収された、国内メーカーNECブランドの中国製品です。
  2. 旧富士通パソコンブランド製品も現在は、NECと同様にM&Aにより、中国資本(聯想集団)Lenovoによって買収された、国内メーカー富士通ブランドの中国製品です。
  3. 旧東芝Dynabookノートパソコンブランド製品も現在は、M&Aにより台湾資本(鴻海科技集団)により買収された、国内メーカーDynabookノートパソコンブランドの台湾製品です。

国内メーカーブランド(日本国資本系)

  1. 旧ソニーVAIOノートパソコンブランド製品は現在、ソニーコンピュータ事業部から別会社となり、長野県安曇野市に本社置く純国内資本の会社で、ソニー伝統の技術力を継承しながらソニー時代以上に、現在独立したVAIOブランドで発展している国内製品です。
  2. パナソニックLet’s NOTEブランドは日本の大手家電メーカー(旧松下電器)製で主にビジネス業務用として国内生産され、一部一般にも販売されている様ですが、高スペックで高額な為、一般的にはあまり馴染みがない様です。

国内BTOメーカー概略

旧NEC・旧富士通といった大手PCメーカーでは、PC性能において可もなく不可もないといった汎用性顧客満足度を重視して、生産されていたのと、各メーカー特有の個性と拡張性が乏しい一面が有った為、マニアックと呼ばれる方々や一部法人業務用に不向きな為に、これらの方々は特注という形でオーダーメイドして、それを受注生産している企業群がBTOメーカーです。
ゆえに、業界関係者以外、一般的にはあまり知られていない存在でした。

ここに来て脚光を浴びるBTOメーカー

ニュースでお馴染みの、トランプアメリカ前大統領の「中国資本による情報搾取」という事が明るみに出た昨今、日本の二大電機メーカーのパソコン事業部門も又、中国大手資本の傘下に吸収された今現在、安全な純国産PCの購入を求める企業及び一般ユーザーの受け皿としてクローズアップされる様になってましりました。
元来、BTOメーカーでは「特注」という高性能PCマシーンの組み立て技術を得意としているところから、旧富士通、NECブランドと同等以上の基本性能を満たした汎用性の高い製品を、製造直販されるようになり、価格面においても、中国製品とほぼ同等となっています。
この様な状況からBTOメーカーの何社かは次世代の日本を代表する純国産PCメーカーに成長していくのでわないでしょうか。

ビジネス業務用及び、一般ユーザー向けBTOメーカー

筆者が使用したり、知りえる範囲のビジネス一般汎用モデルを中心に解説します。
但し、クリエイティブ及び、ゲームPCは省く。

  1. 家電量販店ヤマダ電機(子会社)グループ傘下
    インバースネット株式会社
    本社は横浜市、工場は山口県柳井市で「FRONTIER」ブランドの純国産PCの製造メーカー。
    販売は一般ユーザーの場合、家電量販店ヤマダ電機各店舗及び、子会社グループ店舗及び、ネット通販、業務用はヤマダ電機グループ各法人課。
  2. 東証二部上場のMCJ IT総合企業グループ傘下
    株式会社マウスコンピューター
    本社は東京都、工場は長野県飯山市で「mouse」ブランドの純国産PCの製造メーカー。
    販売は一般ユーザーの場合、ネット通販及び、一部のパソコン専門店、業務用等は各業界販社。
  3. 同じくMCJ IT総合企業グループ傘下
    株式会社ユニットコム
    本社は大阪市浪速区、工場は長野県長野市及び、島根県出雲市の二工場で「iiyama」ブランドの純国産PCの製造メーカー。
    販売は業務用、一般ユーザー向けとも、ユニットコム傘下のパソコン工房店舗を始めてとする全国傘下販売店及び、ネット通販。
  4. その他のBTOメーカーは筆者の使用経験がないので詳しい事は判りませんが、メーカー名称だけ知っている会社。
    エプソンダイレクト、ドスパラ、TUKUMO(旧九十九電機)等。
  • 上記三社の購入に対する筆者の個人的感想。
    「iiyama」「FRONTIER」「mouse」、各ブランドの性能はどれも甲乙つけ難く、後は外観デザインの好みで選択すればの感想です。
  • BTOブランドの故障率。
    デスクトップPCの場合、固定使用の為、国内外大手企業ブランド製品の故障率と同等です。
    ノートパソコンの場合、使用環境にもよりますが、国内外大手企業ブランド製品の方が、場数と絶対数の数量を出している経験上、勝っている様に筆者は感じています。
  • いずれにせよ、PC自体部品の集合体の組み合わせである以上、多少の当たり外れが有ります。
  • 但し、BTOブランドは価格が安い分、初期故障交換はされず、修理依頼となります。

海外メーカー概略

海外メーカーの大半は、価格を安く抑えるために、余分なアプリケーションを入れずに性能本位にエンドユーザーに向けて出荷しています。

USAメーカー系概略

DellブランドとHpブランドは日本国内で主にビジネス業務用として特に有名です。

  1. アメリカ多国籍コンピュータテクノロジー企業
    Dell テクノロジーズ Inc (Incは日本語化すると法人組織を意味します)
    本部はUSAテキサス州で、デル テクノロジー株式会社、日本本社は東京都千代田区。
    生産工場は日本向けは中国福建省アモイで生産出荷されているようです。
  2. アメリカの電子計測器製造から発展してきた企業
    ヒューレットパッカードカンパニー(HP)
    本社はUSAカリフォルニア州で、日本の子会社、株式会社日本HP、本社は東京都港区。
    生産工場は「MADE IN TOKYO」のシールが張られた製品は東京都日野市の日本HP 東京ファクトリの工場で生産されている。
    但し、製品に「MADE IN TOKYO」シールの無い物は中国での生産と推測されます。

中国・東南アジア系メーカー

  1. 中国メーカー、Lenovo(レノボ)・現NEC及び富士通(連想集団Lenovo傘下)、ファーウェイ(HUAWEI)等。
  2. 台湾メーカー、エイスース(Asus)・エイサー(acer)・現Dynabook(鴻海科技集団傘下シャープ子会社)等。
  3. 韓国メーカー、LGエレクトロニクス・サムスン電子等。

PCメーカーの話題はこの位にして、次は購入の仕方について筆者の経験を話します。

PCを購入する場合、どの様な店舗、販社を選べば良いか

IT知識未経験の方々は多分、家電量販店に先ず向かわれて、店舗の社員さんから色々な説明を受けると思われますが、ここに一つの落とし穴が有ります。

  • アナタがパソコンの知識に疎いことを店員に悟られるとその店舗の在庫の多い高額な物を進められます。(あなた自身の立場に沿って話を進めてくれる店員は居たとしてもほんの僅かです。)
  • パソコン量販店でもない限り、先方の店員さんのパソコン知識も一般的な常識範囲内しか持ち合わせていません。(故に、購入後の技術的なアフターフォローも期待できません。)

これらの内容は筆者がPCのイロハも解らなかった頃、実際に高い勉強代を払った経験に基ずくものです。

家電量販店にIT技術習得専任者が居るかの見極め方

筆者の経験から、先方のパソコン売り場の担当者に「このPCのCPUのスコアーの値はどの位ですか」と専門用語で尋ねて、値を表示してくれる様であれば、後々の技術的アフターフォローも期待出来ると共に、購入する側の立場に沿って説明してくれますが、そうでない場合は、それとなしに担当した店員が、その場から居なくなります。

  • 以上の事から、家電量販店の買ってよい店、買わない方がいい店の判断材料になります。

IT知識ミドル経験者以上の方はこんな所で購入しています。

全国のパソコン・パーツ専門店、BTOメーカー直販店及び、ネット直販、アマゾン・楽天等のネット通販等。

  • 但し、PC知識ビギナーの方は新品製品は別として、再生パソコン・中古PC等の購入は通販より少し高くても、お近くのパソコン専門店で購入された方が、間違いのない買い物が出来ると思います。

まとめ

前回のパソコンの選び方と買い方のポイントではスペック(性能)中心に筆者が経験してきた内容の概略説明でしたが、今回は、更に進めて具体的なパソコンの使用環境における使用目的、運用方法、それに伴う機種選択に係わる読者様のPC購入の判断材料として、各メーカーブランドの現況概略、更に損をしない具体的な購入に至るまでを、筆者の過去の経験からまとめた記述です。
この記事がパソコン初心者の方々又は、一般的ユーザー読者の皆様の参考になれば幸いです。

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