グローバル環境の中では、日本的常識(有料ソフトの中に、まさか、マルウェアが仕込まれているとは)が通用しない事を痛感させられましたので、ユーザーの皆様に紹介させて頂きます。
はじめに
三十数年前のインターネット回線が、ISDNからADSLの電話回線時代には、トロイの木馬を始めとするワームやウイルスと言ったマルウエア(悪意のあるソフトウエア)やサイバー攻撃が日常茶飯事で、アンチウィルスソフトが未成熟の時代の中で、多くの被害ユーザーが続出、私もその一人で、泣かされてきました。
近年では光ファイバー網やWi-fiルーターの発達により各所で施されたファイヤーウォールによって、一見、外からのサイバー攻撃が無いかのような錯覚さえ感じる良き時代になりました。
しかし、ここで考えなくてはいけない事がひとつ有ります。
それは、google Play・Microsoft Store・iPhone App Store・Amazon・rakuten・Internet直接ダウンロード等、自分から直接求めた、PCソフトウエア又は、スマホやタブレット端末用アプリケーション等にも善良を装うした悪意のあるマルウェアが仕込まれている場合があります。
アンチウィルスソフトの概略と重要性について
情報化社会と言われて久しい現在、ネットに接続した途端、居ながらにして地球上の隅々から情報を入手出来る便利さを伴った社会である反面、漏れてはいけない情報が、悪意のある者から狙われているのも又、事実です。
これらを防御するのがアンチウィルスソフトで、Win10・Win11に標準搭載されている無料のWindows(Microsoft)Defenderであり、他に、 既存のサードパーティー、 アンチウィルスグローバルブランドの存在です。
Windows Defenderの歴史
当初はWin-Xp等のスパイウェア対策プログラムとしてリリースされた後、Microsoft Security Essentials ファイルとしてWin Vista・Win 7に同梱されたが、この頃の製品は アンチウィルスソフト としては信頼性の欠けるものでした。
その後、改良を重ねられ、名称もWindows Defenderとして、Win 8以降からは完全なウイルス対策ソフトに拡張され、現在のWin 10・Win 11同梱された最新版では既存の サードパーティー、 アンチウィルスソフトグローバルブランド と同等の解析及び、駆除能力を持つまでになっています。
それは次に掲げる検査機関の実証試験でも高い評価を得ています。
アンチウィルス実証試験第三者独立機関
信頼される検査機関のひとつとしてAV-Comparativesがあげられます。
AV-Comparatives とは アンドレアスクレメンティ氏とオーストラリア・インスブルック大学学生プロジェクトとして創設され、アンチウィルスメーカーブランドの製品が、実際に役立っているのかを、技術的な面から検査している第三者独立機関の名称です。
AV-Comparatives には一般消費者用と企業用検査機関が存在します。

ここでは、一般消費者向け検査内容を見ていきます。
一般消費者用検査チャート
下の検査結果チャート図の中には日本市場に流通している サードパーティー、 アンチウィルスソフトグローバルブランドなども含まれています。
アイウエオ順にブランド名、開発メーカー所在国の紹介。
「アバスト(AVG)を含むチェコ共和国」・「ESETスロバキア(日本総発売元はCanon)」・「ウイルスバスター米国、日本」・「カスペルスキーロシア」・「ZEROソースネクスト日本」・「ノートン米国」・「マイクロソフトディヘンダー米国」・「マカフィー米国」等が有ります。
下図グラフでは各社性能比較は、ほぼ同等のアンチウィルスソフトの成熟度が示されています。

左側から、アバスト・AVG・Avira・Bitdefender・ESET・Gデータ・K7・カスペルスキー・Malwarebytes・マカフィー・Microsoft・ノートン・パンダ・トータルディフェンス・TotalAV・トレンドマイクロ・VIPRE 以上17社で保護率 98.7%~100%に含まれます。
- 但し、保護率と誤警報は相関関係に有り保護率を高めると誤警報も多くなります。
故に、あとは利用するユーザーの判断になると思います。 - チャート図内、二つの赤枠、左側は筆者が現在利用しているESET、右側はWin10~11に標準搭載されているWindows defenderです。
- 詳しく知りたい方は、次のURLをクリックして見て下さい。
https://www.av-comparatives.org/tests/real-world-protection-test-july-october-2021/
アンチウィルスソフトグローバルブランドの概略説明は一旦置くとして、次に、筆者が利用している ESET INTERNET-SECURITY についての使用概略を記述します。
優秀なWin DefenderとESETを使う矛盾
WIN10・Win11に優秀なWindows Defenderが同梱されているのに、何故、ESETを使うのか⁉。
PC・スマートフォン等の利用環境による
- Windows Defenderの場合
個人的な使用として、通常通りのネットサーフィンや一般的な事務処理等の使用や、ネット通販の金銭を伴うものであっても代引き購入しか、利用しない場合は、Win10~11に搭載されているWindows Defender のみでウィルス対策は十分と、筆者は考えています。
筆者のサブPC等にはWindows Defenderを利用、Win10以降の事故は発生していません。 - それでも、メインPCで ESET INTERNET-SECURITYを使う理由
ESETも、Windows-Defenderも、甲乙付けがたいウイルス対策ソフトですが、唯一の違いはインターネットバンキング保護が、ESETに(ID・パスワード管理機能)搭載されていて、Windows-Defenderには未だ搭載されていないという事です。
この様な事から、ネットバンキングの使用や、ネット通販等のカード決済の利用にあたって、約 9年前の2013年7月13日(当時はWin8発売後約一年で筆者はWin-Defenderの信頼性に疑問、当然ESETにもネットバンキング保護機能無しの時代)からESET INTERNET-SECURITYを導入、その後現在までウイルス被害に一度も合わなかった事です。
又、特筆すべきは、導入当時からESETは非常に軽く、筆者にとってストレスを感じなかった事です。
これらの理由から、現在もESETを使い続けています。
それでは、筆者がESETを使う理由の記述はこの辺にして、本題の「 有料ソフトの中に、マルウェアが仕込まれていた」の記述に移ります。
なお、ESETについて最っとくわしく知りたい方は、下のスポンサーリンクをクリックして調べて見て下さい。

有料ソフトの中に、マルウェアが仕込まれていた
当サイトで先に公開した「Windows11公開を機に古い未対応PCに無償アップグレードして成功」のacer Aspire X 1930 サブPCで、Win11アップデート後も快適に動作している事から準メインPCに格上げ、ESETを導入し、資料作成専用マシーンとしてその後運用。
早速、如何しても必要なアプリが有った為、C国所在の日本本社より有料アプリを購入、インストールしましたが、途中で停止、PCの故障⁉、ところが、筆者が導入しているESETセキュリティソフトから「マルウェア検出、駆除しますか」の表示された事に改めて驚きを覚え、記事として記載する事にしました。
ESETにより、マルウエア検出画像
- 自動処理出来ないと表示されたので赤枠「駆除」選択、青枠「適用」クリックして次の画像に進みました。

駆除完了表示画像
下の画像は柿色枠内、コンテキストメニュー文字が小さいので拡大表示しました。
- 緑枠「ログを表示」をクリックして、次の画像でログ明細を表示させました。

検出ウイルスの数と、駆除明細ログ画像
下の画像の二つ赤枠内、文字が小さいので拡大表示させました。
- 検出数:2、駆除されたオブジェクトの数:2のログ明細表示画像です。

赤枠上の、C:\User・・・の4行はウイルス駆除されたログ明細が表示され部分です。
ウィルス駆除完了後資料作成用ソフトとして使用
ウイルス駆除出来れば、正常な資料作成用ソフトとして、運用することが出来ています。
- この資料作成用のソフトは、Win10用ソフトですが、今のところWin11でも異状なく動作しています。
今後、Win11のアップデートによってはどうなるか分かりませんので、経過観察して行きます。 - 但し、このソフトウェア以外はソフトメーカーに因って変わりますので、念のため‼
- また、この資料作成用のソフトブランドはどの様な意図のマルウエア(スパイウェア)か筆者には判りません。
場合によっては、誹謗中傷に繋がり兼ねないので、ブランド名はご容赦願います。 - ただ言えることは、アンチウィルスソフトが駆除を求めて来るという事は、内容があまり好くないものと考えられる為、筆者はいつも、このような場合は駆除して使っています。
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まとめとして
情報化社会と言われて久しい現在、居ながらにして地球上の隅々から情報を入手出来る便利さを伴った社会である反面、漏れてはいけない情報が、悪意のある者から狙われているリスク等も忘れてはならない環境です。
近年では光ファイバー網やWi-fiルーターの発達により各所で施されたファイヤーウォールによって、一見、外からのサイバー攻撃が無いかのような錯覚さえ感じますが、グローバル環境の中では、日本的常識が通用しない事も又、知っておくべきだと思います。
特に自身が必要として求める、ソフトウェア又は、アプリケーション等の導入時、有料無料に関わらずその中に、「いっけん、善意を装った悪意のあるマルウェアが忍ばされている」場合もある事を知って於くべきだと筆者は思っています。
最後まで見て頂き、有難うございます。
この記述が、見て頂いてる読者、皆様の参考になれば幸いです。