一時、鳴りを潜めていたエモテット(Emotet)マルウェアですが、2022年2月頃から活発な活動を再開、日本国内でも、JPCERTコーディネーションセンター(日本の社団法人)からの発表によると、猛威を振るっているとの事です。
特に、企業や団体のパソコンを始め、個人ユーザーのパソコンであっても、Microsoft Officeの「Word や Excelのマクロ機能」と、メールによって、感染しやすとの事。
この Emotet の厄介なところは、ユーザーご自身のパソコン進入時には、Eomtet本体がダウンロードされず、「オフィスのワードやエクセルのマクロ機能の有効化」した途端に、感染するとの事、その為、アンチウイルスソフトを導入していても検知されず、被害を受けても分からない。
又、Emotetに感染したパソコンを通じて、取引先や、メール送信先ユーザー様のパソコンに侵入して多大な迷惑を掛ける事になる。
以上のようなことから、次の画像で示すように警視庁のホームページ上でも、大々的に注意喚起がなされています。
警視庁トップページ「Emotet」内容表示画像
この マルウェア、エモテットについて、警視庁ホームページ上で、「エモテット」の内容を詳しく説明されているので、関心のある方は、警視庁ホームページの URLを下に貼っておきますので、そちらを参照して見て下さい。
警視庁 URL:https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/kurashi/cyber/joho/emotet.html

Emotet(エモテット)内容はこの位にして、エモテット感染の有無をチェックする、「Emocheck」アプリ導入手順を、次に記述します。
Emocheck (エモチェック)アプリ導入手順
エモチェックの導入に先立ち、ユーザー皆様お手持ちのパソコンに搭載されているOS(オペレーションシステム)のスペックによって、Emocheck (エモチェック)導入アプリの種類が違うので、パソコン搭載OSの調べ方から解説します。
パソコンに搭載されているOS の調べ方
- 起動中のパソコン画面一番下のタスクバー左隅にあるスタートボタン「Windows アイコン」をクリックして、メニュー画面を立ち上げます。
- 下の画像のようにメニュー画面が立ち上がったら、赤枠「歯車マーク」設定アイコンをクリックして、次の画像に進んでください。

Windows 設定画面が表示されたので、下の赤枠「システム」をクリックして、次の画像に進んでください。

下の画像のように、システム詳細画面が表示されたので、赤矢印のようにマウスホイールで、画面を一番下までスライドして、次の画像に進んでください。

システム詳細項目画面を一番下までスライドしていただくと、画面左側窓の最後に赤枠「詳細情報」が表示されているので、それをクリックしていただくと画面右側に下のような画面、詳細情報が表示されます。
- 下の画面、緑枠内に表示されているのが、該当パソコンに搭載されている OS の種類です。
この該当パソコンでは、システムの種類が「64 Bitオペレーティングシステム、x64ベースプロセッサ」となっている64 Bit OS 版です。 - 下の画面の該当パソコンの例とは別に、「32 Bitオペレーティングシステム、x64ベースプロセッサ」と、「32 Bitオペレーティングシステム、x86ベースプロセッサ」の2種類の32 bit OS 版があります。
上の解説のように、ご自身お手持ち、パソコン OS のスペックが、32 bit OS 版か、64 bit OS 版が分かれば、何かにメモっておいてください。

Emotet(エモテット)検出アプリ検索開始
ユーザー各位様によっては、Microsoft Edgeや、Google Chrome又は、Linux のFirefox、Mac の Safari等のWebブラウザをお使いかと思いますが、ここでは、Google Chromeで説明します。
更に、ここで説明している画像は、Windows 10 の画像で解説ですが、基本的にはwindows 11でも同様です。
検索ページの表示
それぞれのWebブラウザの検索窓に、下の画像のように検索欄の赤線「EmoCheck」と入力して「enter キー」を押していただくと、下の画像のように緑枠「GitHub社のEmoCheck」ダウンロードURL表示されているので、それをクリックして、次の見出し画像に進んでください。

EmoCheck アプリ表示画面
エモチェック(EmoCheck)アプリダウンロード画面が表示されたので、下の画像、詳細項目より、先ほどメモしたご自身の OSに適したアプリを選択後、クリックして次の画像に進んでください。
注意として
- 下の画像、赤枠「x64.exe」64 bit OS 版用ダウンロード
- 下の画像、緑枠「x86.exe」32 bit OS 版用ダウンロード

上の画像で、選択クリックしていただくと、下の画像のように、新しいダウンロード保存用の窓が表示されたので、赤枠「保存(s)」クリックして、次の見出し画像に進んでください。

EmoCheck ダウンロード実行画面
下の画像は、エモチェックアプリの exe(エグゼ)のダウンロードが実行されている画像です。
- アプリのダウンロードが完了すると、Google Chrome では画面したの左隅に赤枠「EmoCheck.exe」表示されているので、それを選択後、クリックして、次の見出し画面に進んでください。
- 注意として
ユーザー様ご自身が使用しているブラウザによってはダウンロード表示場所が違う場合がありますので、各位様で確認してください。

EmoCheckで「Emotet」感染の有無チェック画像
上の画像の赤枠「EmoCheck.exe」クリックしていただくと、自動的に下のような画面が表示されます。
- 表示された画面をしばらく待っていただくと、白の罫線より下の白枠内に「Emotet」感染の有無が表示されます。
検査した該当 PC では「Emotet は検知されませんでした」と表示され、ひと安心といったところです。 - 注意として
もし、「Emotet」が「検知されました」と表示され、感染が確認された場合は、感染したパソコンの完全初期化(工場出荷状態)に戻すしか方法がありません。
アンチウイルスソフトで中途半端に駆除しても、その後再発感染のリスクが残ってしまいます。 - 又、感染したパソコンのメールアドレスのアカウントやパスワードなどの変更が必要です。

まとめ
先に記事にした。Windows 10/11に無料で搭載されているWindows Defenderの優秀性について解説しましたが、それとともにアンチウイルスシリーズとして、今年2月頃からマルウェアのエモテットが日本国内においても、蔓延していることから記事にしました。
この記事が、読者ユーザーの皆様方のお役に立つようでしたら、筆者としても、この上なく幸せです。